木材の「まさめ」「いため」って知ってる?

木材の加工方法には、樹幹を縦に切ってできた柾目と、横に切ってできた板目があります。柾目と板目には、それぞれの特徴や使い分けがあります。

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【柾目とは】

柾目とは、樹幹を縦に切断して得られる木材の表面のことを指します。トップ画像の下が柾目です。柾目は、木目が美しく、縞模様が現れるのが特徴です。

この木目の模様を縦に揃えることで、木材に強度や美しさを与えることができます。また、柾目には木目が織り成す独特の模様があり、その美しさから高級家具や建築材料、音響機器の外装材などに用いられます。

柾目は、繊維方向の強度に優れており、構造材や家具材などに利用されます。樹幹の中心部にあたる部分を使用するため、木材の耐久性も高く、変形や割れが少ないのが特徴です。

一方で、柾目は加工が難しく、DIYにおいてビス止めをする際には割れないように下穴をあける必要があります。

【板目とは】

板目とは、樹幹を横に切断して得られる木材の表面のことを指します。トップ画像の上が板目です。板目は、木目が緩やかで、柾目に比べて木目がわかりにくいのが特徴です。

板目は、柾目に比べて加工が容易であり、複雑な形状にも対応できます。そのため、板目は建築材料や家具、インテリア、船舶の内装材、工芸品など、幅広い用途で利用されます。

板目には、柾目にはない独特の美しさがあります。板目にも木目の美しさがあり、縦に削ることで美しいラインが現れます。また板目は、節があることで柾目に比べて低価格であるため、低予算のプロジェクトにも使われます。

【柾目と板目の使い分け】

柾目と板目は、それぞれ独自の特徴を持っています。そのため、用途に応じて使い分けることが重要です。

まず、柾目についてですが、柾目材はその美しさから、高級家具や床板、調度品、貴重品入れ、花器、刀など、高級品に使われることが多いです。また、経年変化による変色や光沢感も楽しめるため、永く使い込んでいくことができます。

一方で、板目は柾目よりも強度が高く、節や割れも少ないため、建築用材としても使用されます。特に、床や壁などの大面積での使用に向いています。また、機能性を重視する場合にも適しています。

また、最近では板目の中でも、美しい木目を生かした無垢フローリングや壁材が人気を集めています。自然素材を使用したインテリアが注目されているため、板目の材料を使った住宅も多くなっています。

まとめ

板目と柾目は、それぞれの特性に応じて様々な用途に利用されています。柾目は木目の美しさが際立ち、高級な家具や内装材に使用されます。

一方で、板目は安定性が高く割れにくいため、床や建築材料、船舶などに使用されます。また、両方の木目を組み合わせて、美しさと強度を両立させることもあります。

また、板目は木目が繋がっているため、ヒビや割れが入りにくく、削り出し加工がしやすい一方で、木目の美しさが柾目に比べて劣るという特徴があります。

以上のように、板目と柾目はそれぞれの特性を持ち、使い分けによって木材の美しさや強度、安定性などの性質を最大限に引き出すことができます。木材を扱う際には、用途や目的に応じて、適切な木目を選択することが重要です。

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